2016.02.26
今月上旬は暖かな日が続いて
雪解けが進んだのに
半ばを過ぎると一転、毎日雪が降り続いてたちまち真冬に逆戻り
これは2月10日の嵐山

こちらは
1週間後 2月17日の嵐山

そして今週は
最低気温がー10度以下、最高気温も氷点下という真冬日が
ずーっと続いているのです
春がどんどん遠ざかっていくような気が・・
今日また、うんざりしながら雪かきをしていると
鳥たちの賑やかな鳴き声が耳に飛び込んできました。
見上げると

電信柱に雀がこんなに沢山・・
皆でどんなお話をしているのかな?
雀たちの元気な声に励まされて
私もなんだか力が湧いてきました。
陶房に戻って
チャリテイ展に持っていく器の絵付けをしました
いつもとはちょっと違う柄

大震災から間もなく5年
被災地にも 暖かな春が早く訪れる事を願って!
2016.01.22
休日の昨日、久しぶりに図書館へ行ってきました。
借りたのは・・

アイヌ語の辞典を2冊。
さんざん迷って 子供用と絵入りのものを選びました。
今、4月に開催予定の作品展の題名を考え中で
中々いい案が浮かばず
アイヌ語に助けを求めることに・・
調べてみると 日本語にはない、面白い響きのアイヌ語が色々あるのです 。
北海道の地名の80%はアイヌ語。
その他にもアイヌ語を使った施設や団体が
北海道には沢山あることを知りました。
今、開催中のパルパル展もアイヌ語です。
手招きする、おいでよ! という意味で
親しみやすくて可愛い名前だと気に入っています。
これは

父が彫ったアイヌ文様のお盆
とってもモダンなデザインですよね
私の愛用品です。
今、旭川美術館で開催中のアイヌの木の工芸品の展示、
昨年の暮れに行ったのですが
想像していたよりも ずーっと多彩で多様
そんな作品達に圧倒されて帰ってきました!

自然を敬い 自然に寄り添って生きたアイヌの人々の暮らし
そこには豊かな精神世界が息づいていたのですねー
2016.01.03
すっかりお伝えするのが遅くなってしまいましたが
昨年11月、東京方面へ旅をしたときに持って行った本は

「知ろうとすること」
180ページあまりの薄い文庫本
新潮文庫 ¥430円
飛行機に乗っている時間 往復で3時間あまり 夢中で読んで
丁度旭川に着くころに 読み終えることができました。
内容は
物理学者の早野龍五さんに糸井重里さんが質問する形で
原発事故の放射線量の分析やその影響について書かれたものです。
災害時の心のありようや未来へつながる仕事についても言及しています。
全く科学の知識のない私にもよく理解できて 納得できる内容でした。
そして
自分には無理と 知ろうとすることを諦めない と
改めて自分に言い聞かせました。
まず、知ることから考えることを始められる・・
旅に出掛ける時、私は必ず文庫本を旅の友とします。
本を選ぶ時は 結構迷って厳選します。
日常から解放され 異空間に身を置くと
眠っていた私の脳細胞も目覚めて
色んな事をどんどん吸収できそうな気がするのです。
それにしても
糸井重里さんって 私達が今、本当に知りたいことを
誠実に わかり易く 気軽に手に取れるような形にして
目の前に提示してくれる稀有な人ですよねー 感服です!!
これも旅の貴重な体験となりました。
2015.12.06
青空を突き抜けるように颯爽と聳え立つ 東京スカイツリー

実際に登ってみると
地上350mからは
東京の街並みを余裕で見られたけれど
更に地上450mまで登った所 足元に窓があって
恐る恐る眺めると・・
怖くて 足が震えました
こちらは
ギリシャ正教の教会 ニコライ堂
関東大震災で壊れたのを数年後に再建したそうです
ビザンチン様式の美しい建物

お隣の カトリック神田教会
築地教会とともに 140年の歴史を誇る都内最古の教会だそうです。
さすが 歴史の重みを感じさせる重厚感

そして
神田明神内にある孔子像

ビルの谷間に 静寂な別世界がありました。
千葉での用事を済ませた後、
スカイツリーには儀姉さんが
神田には友人が案内してくれました
私一人では決して行けなかった所です。
駆け足でしたが 新しいものと古いもの、
思いがけず、東京の様々な表情を見ることが出来た
印象深い旅となりました。
2015.11.24
昨日の朝、目覚めてカーテンを開けると
一面真っ白な世界が広がっていました
遂にやってきました 雪の季節が・・
雪は今日も一日降り続き
嵐山も薄化粧してこんな姿に一変!

このまま根雪になってしまうのでしょうか・・
雪、といえば ゆかり陶房で人気柄の雪ん子シリーズ
今年は特に沢山注文をいただいて
季節に関係なくずうーっと作っていたような気がします

雪の結晶シリーズもあります

雪の結晶部分を拡大すると・・

雪の淡い雰囲気を出すのに苦労したので とっても愛着があります
こちらもお勧めです
いよいよやって来た長く厳しい雪の季節
お気に入りの器で せめて心はホットに過ごしましせんか?
クリスマスプレゼントにもぴったりです!
2015.11.18
いつの間にか11月も半ばを過ぎてしまったんですねー
この秋はバタバタしていて ゆっくり紅葉を楽しむ余裕もありませんでした。
初雪は10月上旬と早かったものの
今月前半は割合おだやかな日が続いていて
こんな日が一日でも長く続きますようにと願っていましたが
週末あたりから 天気予報にずらっと雪マークが・・
いよいよ雪の季節到来です!
先週のある朝の嵐山
霧が晴れていくところ。
山を覆っていた白い霧がゆっくり、ゆっくり消えていき
夏の山とは全く違う表情の 真っ黒な山が現れました。
巨大な生き物のよう・・
まるでモノクロの映画を見ているようでした。
この山がまっ白な綿帽子を被って 冬の表情に変わっていくのも もうすぐ。

今丁度、雪博士、中谷宇吉郎先生のエッセイを読んでいて
中々面白いでのです
雪の結晶の撮影の苦労話や
温泉の効能を調べるために
100匹のネズミを連れて温泉に何度も入った話しとか・・
科学する心を育てるには
子供の頃に 自然に触れて感動や不思議を一杯体験すること、とも。

雪って私にとって
厳しく そして 様々に変化する不思議なもの・・
2015.10.13
10月に入り、急に寒くなって変わりやすい空模様の毎日
珍しくよく晴れた先週の朝、久しぶりに嵐山へ登ってきました。
頂上からの眺め

雪を被った大雪の山々が澄み渡った秋の青空に良く映えて
美しい・・ 値千金!!
大感激で下山して
さあ、仕事と、ロクロの前に座ったものの
どうしてもラーメンが食べたくなって予定変更
急遽、近くのラーメン屋さんへ行くことに・・
歩いて30分ほどの距離
行きは食べたい一心でわき目も振らずに向かったけれど
久し振りに醤油ラーメンをしっかり味わって大満足、
帰りは余裕で散歩を楽しみながら・・
可愛らしいアニメのキャラクタ-が並んでいるお庭
小さな子供が居るお宅なのかな?

りっぱな大根が沢山実っている・・
きっとしっかり面倒を見たんでしょうね

見上げると
真っ白な線が1本真っ直ぐに、真っ青なキャンバスに描かれていくところ・・

見とれて歩いていたら
最後、電信柱にアタマをぶつけてしまうというおまけ付き
この日 歩いたのは延べ2時間半ほど
楽しかった!
たまには こんな日もいいよね ♪
2015.09.23
9月はイベントの月。
ゆかり陶房では今月、二つのイベントに参加します。
まず、一つ目の、アートマルシェin食べマルシェが昨日、無事に終了しました。
今日は、残務整理の予定でしたが あまりの陽気に誘われて
まず、北邦野草園へ散策に・・
1時間ほど歩いているうちに 疲れて硬くなった体がほぐれて
背負った荷物を降ろしたように すっかり軽くなりました
こんなに歩いたのは本当に久しぶり・・


丘は花の季節から 赤や黄色の紅葉の季節へと主役交代の時を迎えようとしています
やがて訪れる長く厳しい冬の前の一瞬、辺り一面、炎のように鮮やかに燃え盛る・・
半月後、今年はどんな輝きを見せる事でしょうか?
2015.09.10
久し振りに東京から友人が訪れて
リクエストで 今、話題の大雪の森ガーデンへ行ってきました。

秋の草花に彩られた広大な敷地のガーデンを散策した後、
素敵なレストランでデイナーをいただきました。
北海道の食材をふんだんに使った とっても贅沢なお料理の数々
どれもこれも 素材の味を生かしながらも一工夫された味で 大感激!

私にとっては 思いがけず訪れた遅い夏休み
とっても贅沢な一日を過ごすことが出来ました!
2015.08.25
「ステキなお帽子ですね!」
帽子好きの私は思わず声をかけました。
丁度去年の今頃
陶房に訪れたお客様が 花柄の可愛らしい帽子を被っていたのです
シックなお洋服によくお似合いでした
「そう? これ、私が作ったのよ」
その方は嬉しそう答えました。
一年が過ぎて 今年また、その方がお見えになり
「どうぞ」と差し出した紙袋
そのに入っていたのは・・
あの時と同じ柄の帽子
私の為にわざわざ作って下さったのです
思いがけないプレゼントにびっくり!!
嬉しくて 何度も何度もお礼を言いました

これを被ると ユウウツな気分も吹っ飛んでしまいます
こちらは・・
昨日までイベントで一緒だった後輩からのプレゼント

どちらも自分で染めたそうです
馬の型染めのランチョンマットは 私の陶器に似合いそう
鮮やかな茜色の手袋
どこか落ち着いた雰囲気があって自然の染料とすぐわかる・・
とっても気に入っています
ハンドメイドのものには
作った人の思いや人柄がにじみ出る
既製品にはない特別な魅力があって
作品の一つ一つにドラマが隠されていそうです
こんな素敵なプレゼントを贈られるなんて
私は なんという幸せ者
こんなことがあるから
明日からまた、頑張れる!!