早春の北邦野草園
残念ながらGW前半は肌寒くて雪がチラつくほど
とても散歩する気持ちにはなれません・・・
5月に入って2日目の今日は 朝から久し振りの良いお天気!
今日しかない、早く行かないと花の見ごろが終わってしまう
という事で 行ってきました
野草園には沢山の人達が訪れていて
花にカメラを向ける人や
マスコミの関係者の姿もありました。
何とか間に合った
今年も 早春の可憐な花たちに出会うことが出来ました!
北邦野草園花の見ごろは
上野ファーム
早春のオサラッペ川
イースター
今朝、目覚めて窓のカーテンを開けると
柔かな春の日差しが 部屋中に差し込んできました。
今日はイースター 復活祭。
教会にはお御堂に溢れるほど、大勢の人達が来ていました。
ミサの後、カメルーンから旭川医大に留学していた女性が
6年間の研修を終えて今月末に帰国するとのことで
お別れの挨拶がありました。
旭川での生活は充実してとても楽しかったそうです。
最後に 日本で覚えた歌、故郷 をみんなで一緒に歌いました。
私も大好きな歌、歌詞をかみしめながら歌いました。
イースタ―の卵。
帰り道、バスを降りて南側の土手を見上げると
黄緑色のふきのとうがちょこんと顔を出していました。
ようやく訪れた春。
この冬は悲しいことが続いたので 殊の外待ち遠しかった春。
柔らかな風と黒土の感触を味わいながら
浮かんだ早春の句を二つ紹介しますね。
冬小立揺らし頬撫でゆくは東風(かぜ)
黒土を踏みしめ我に春来たり
制作の日々
冬の長ーいトンネルを潜り抜けて
ようやく旭川でも春の陽気が感じられるこの頃、
今日は特に朝からポカポカ陽気で雪解けがどんどん進んで
ついに陶房の階段の雪が消えました
うれしい!
ゆかり陶房では今、来月の作品展に向けて大詰めを迎えています
昨日窯出しした作品から少し紹介しますね
春らしい作品も・・
今日、完成した大壺
桜花釉を掛ける予定
ところが・・
よりによって 忙しいこの時に
なんと右手の中指をドアに挟んでしまいました
いやあ、 倒れそうなほど痛かった!!
今日で3日目、 痛みは少しとれたけれど
腫れはまだ残っていて・・
人生とは とかくこんなもの
怪我した指をかばいながらの作業は切ないけれど
兎に角、もうひと踏ん張り!
搬入まで3週間、 あと何回窯焚きできるかな?
遠い春・・
今月上旬は暖かな日が続いて
雪解けが進んだのに
半ばを過ぎると一転、毎日雪が降り続いてたちまち真冬に逆戻り
これは2月10日の嵐山
こちらは
1週間後 2月17日の嵐山
そして今週は
最低気温がー10度以下、最高気温も氷点下という真冬日が
ずーっと続いているのです
春がどんどん遠ざかっていくような気が・・
今日また、うんざりしながら雪かきをしていると
鳥たちの賑やかな鳴き声が耳に飛び込んできました。
見上げると
電信柱に雀がこんなに沢山・・
皆でどんなお話をしているのかな?
雀たちの元気な声に励まされて
私もなんだか力が湧いてきました。
陶房に戻って
チャリテイ展に持っていく器の絵付けをしました
いつもとはちょっと違う柄
大震災から間もなく5年
被災地にも 暖かな春が早く訪れる事を願って!
アイヌ文化
休日の昨日、久しぶりに図書館へ行ってきました。
借りたのは・・
アイヌ語の辞典を2冊。
さんざん迷って 子供用と絵入りのものを選びました。
今、4月に開催予定の作品展の題名を考え中で
中々いい案が浮かばず
アイヌ語に助けを求めることに・・
調べてみると 日本語にはない、面白い響きのアイヌ語が色々あるのです 。
北海道の地名の80%はアイヌ語。
その他にもアイヌ語を使った施設や団体が
北海道には沢山あることを知りました。
今、開催中のパルパル展もアイヌ語です。
手招きする、おいでよ! という意味で
親しみやすくて可愛い名前だと気に入っています。
これは
父が彫ったアイヌ文様のお盆
とってもモダンなデザインですよね
私の愛用品です。
今、旭川美術館で開催中のアイヌの木の工芸品の展示、
昨年の暮れに行ったのですが
想像していたよりも ずーっと多彩で多様
そんな作品達に圧倒されて帰ってきました!
自然を敬い 自然に寄り添って生きたアイヌの人々の暮らし
そこには豊かな精神世界が息づいていたのですねー
旅の友
すっかりお伝えするのが遅くなってしまいましたが
昨年11月、東京方面へ旅をしたときに持って行った本は
「知ろうとすること」
180ページあまりの薄い文庫本
新潮文庫 ¥430円
飛行機に乗っている時間 往復で3時間あまり 夢中で読んで
丁度旭川に着くころに 読み終えることができました。
内容は
物理学者の早野龍五さんに糸井重里さんが質問する形で
原発事故の放射線量の分析やその影響について書かれたものです。
災害時の心のありようや未来へつながる仕事についても言及しています。
全く科学の知識のない私にもよく理解できて 納得できる内容でした。
そして
自分には無理と 知ろうとすることを諦めない と
改めて自分に言い聞かせました。
まず、知ることから考えることを始められる・・
旅に出掛ける時、私は必ず文庫本を旅の友とします。
本を選ぶ時は 結構迷って厳選します。
日常から解放され 異空間に身を置くと
眠っていた私の脳細胞も目覚めて
色んな事をどんどん吸収できそうな気がするのです。
それにしても
糸井重里さんって 私達が今、本当に知りたいことを
誠実に わかり易く 気軽に手に取れるような形にして
目の前に提示してくれる稀有な人ですよねー 感服です!!
これも旅の貴重な体験となりました。
東京 新しいもの・古いもの
青空を突き抜けるように颯爽と聳え立つ 東京スカイツリー
実際に登ってみると
地上350mからは
東京の街並みを余裕で見られたけれど
更に地上450mまで登った所 足元に窓があって
恐る恐る眺めると・・
怖くて 足が震えました
こちらは
ギリシャ正教の教会 ニコライ堂
関東大震災で壊れたのを数年後に再建したそうです
ビザンチン様式の美しい建物
お隣の カトリック神田教会
築地教会とともに 140年の歴史を誇る都内最古の教会だそうです。
さすが 歴史の重みを感じさせる重厚感
そして
神田明神内にある孔子像
ビルの谷間に 静寂な別世界がありました。
千葉での用事を済ませた後、
スカイツリーには儀姉さんが
神田には友人が案内してくれました
私一人では決して行けなかった所です。
駆け足でしたが 新しいものと古いもの、
思いがけず、東京の様々な表情を見ることが出来た
印象深い旅となりました。