2014.10.14
チノミシリ
チノミシリ
アイヌ語で聖なる処という意味で この嵐山周辺を指すそうです。
嵐山の前を流れるオサラッペ川に架かる橋の名もチノミシリルイカ橋。
その名のついた詩画集を 遂に見つけました!!
毎日、嵐山を眺めながら仕事している私
いつも見守ってくれている 私のお守りのようなこの山を
詩や絵で素敵に表現してくれる人はいないものかと
常々思い、探し続けていたのです。
そして
ようやく見つけました! 思わぬところで。
秋のページをめくると・・
チノミシリ 秋の交代
岩田道夫
大きな秋の風が吹く夜は
月の船が雲の海を降りて来て
夜のチノミシリに停泊します
すると辺りは黄金色になって
夜が明けると
もう樹々の葉は
すっかり地面に落ちているのです。
こんな風に秋はやってきて
あっという間に過ぎ去って行くのです。
これは私にとって 遠い国のおとぎ話ではありません
間違いなく私の目の前で起きている ほんとにリアルなことなのです。
秋は正にこのようにやってきて このように去って行ってしまうのす。
私は確信しました
この本は、私のためにここにある、私をずーっと待っていたのだと。
この本は私にとって特別な 宝物の1冊となりました。
人生には 稀に、こんな幸福な出会いが訪れるのですねー
ところが
出会いの場というのが・・
なんと
旭川の自然を愛し、共に生きて今年7月に亡くなられたという
詩人で画家である作者、岩田道夫さんの追悼展だったとは・・
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