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2010.08.31

長い夏

 いやあ 参りました この暑さ!!

お盆も過ぎたというのに 今日の最高気温はなんと32度っ ! 

この暑さで (嵐山陶芸の里改め) 北の嵐山も 人通りがまばらでしたねー

私もなんだか仕事に力が入らず 今日は久しぶりに窯で読書してしまいました。

 

 哲学者 山折哲雄さんが中学生用に書いたものを 大人用に編集しなおしたものです。

死 という重いテーマについて 分かりやすい言葉で優しく語り掛けています。

私が特に共感したのは 平等 と 個性 についてです。

この日本で蔓延している 建前としての平等 そして  借り物の 個性 という言葉。  

これが今の日本の子供達を苦しめているということ。

私も同じようなことを感じていました。

山折先生は 個性 の代わりに ひとり と言う言葉を使っては? と提案しています。

ひとり でありながら まわりと緩やかに つながる・・・

まずは ひとりで立つことを目指しましょう!と 呼びかけています。

 

そして、 若いうちに選れた古典の作品に触れる事を薦めています。

もうおばさんになってしまった私、 古典をしっかり読み通す体力は残念ながらありません。

若いうちにこそ 体当たりでぶつかってほしいいと思います。

きっと 一生の財産になりますよ!

 

dscf0029.JPG

  私が 死について 語るなら 

  山折 哲雄 著

  ポプラ社

 

 

この夏、特に蝶の姿を多く見かけます。

人が死んで 魂が肉体から離れていく時、子供達は 蝶がひらひらと舞う姿を思い浮かべるそうです。

そういえば エミリー ディキンソンの詩に 「真昼に 一羽の蝶が」という 意味深なのがありましたっけ・・

 

dscf0023.JPG

 

 

それにしても この長ーい夏、いったい何時まで続くんでしょうねー

 

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