2009.10.28
移りゆく季節
ゆかり陶房は柏林の中にあります。
夏は大きな枝を広げ 風が吹くと葉がざわざわと揺れて涼しい木陰を作ります。
冬には小鳥達やエゾリスが訪れて木々の間を走り回ったり 木陰で寒さをしのいだり・・・
秋は色鮮やかに紅葉して私達の目を楽しませてくれます。
そして 今はすっかり葉を落とし 丸裸に・・
枯れ葉は はらはら舞い落ちて 地面に降り積もり 陶房をすっぽりと覆い尽くしてしまいました。
庭も 階段も 道も ・・・
久しぶりに好いお天気に恵まれた今日、
たまりにたまった落ち葉を何とかしようと箒を片手に奮闘しましたが
掃いても掃いても きりがなくて・・ 早々にあきらめました・・
季節は確実に次のページへ・・・
この一月の間に嵐山もその姿を大きく変えました。
9月26日 紅葉が始まった頃
10月16日 紅葉もそろそろおしまい
10月28日 すっかり葉が落ちて山が黒く見えます
晩秋の少し寂しい嵐山、けれど 夏の緑や紅葉の華やかさとはひと味違う趣きがあります。
そ し て、人生も?
「人生の醍醐味は 枯れて行く時にこそある・・」
若くして急逝された哲学者、 池田晶子さんのこんな言葉を思い出しました。
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