元気の元
先週は散々な一週間でした。
電気窯の線が な、なんと3回も切れたのです
一回目、1,100度あたりで
二回目、1,140度あたりでまた
三回目、1,180度あたりでまた、また、・・
窯のふたを開けて 恐る恐る半溶け状態の作品を取り出すたびに
ショックを通り越して頭の中が真っ白に!!!
そして、
4回目の窯をヒヤヒヤしながら昨日、ようやく1,240度で
無事に炊き終えたけれど
結局、注文品は何度も焼き直したせいで失敗、作り直し・・
しょうがないですねー
長年やってて色んなことがあったけれど
窯の線が、続けて3回も切れたことは流石になかった・・
そろそろこの窯、寿命なのかも・・
切れるたびに飛んできてくれる窯やのSさんにきいてみると
今のところ他は心配なさそうとのことですが・・
すっかり心が弱ってしまった私、
活を入れるために行ってきました
どの作品もまっすぐで、生命力に溢れているのです。
ここは、私にとっての元気の元
いつでも励まし、生きる力を与えてくれる場所!
札幌ともにアート×当麻かたるべアート
かたるべの森美術館
上川郡当麻町伊香牛2区
2015年7月5日(日)まで
10:00〜17:00 休館日 月曜日
雪の美術館
今日の旭川は まるで初夏のような陽気で、 少し汗ばむほどでした。
最高気温はなんと 東京を追い抜いて26、1度の夏日だったのです!
そんな中、私が何年振りかで伺ったのが雪の美術館。
この春、私の雪の結晶柄の作品を気に入って下さり、
ショップに置いて頂けることになりました。
GWまでに間に合うようにと、 焼きあがったばかりの作品を
取り急ぎ納めさせて頂きました。
折角なので 雪の美術館内を見学
お隣の染色美術館も・・
どちらも見応えのある素敵な展示だったのに
時間がなくて駆け足での鑑賞で残念・・
雪の美術館は昨年、大人気となったアナと雪の女王の影響で
来客がどんどん増えてきているそうです
本当に 神秘的なあの世界にぴったりの空間だと納得!
ちょっと気が早いのですが
これから夏へと向かって行く折、
雪の美術館のこの静寂な異空間に浸ると
身も心もクールダウンしてリフレッシュ出来そうです
その時には どうぞショップも覗いてみてくださいね!
私も改めてゆっくり観に来ようと思っています。
雪の美術館HPは
桜色の器
陶房の周りの雪が無くなりました。
例年ならGW頃まで残っているのに 今年は2週間も早いのですね。
桜の開花も早まりそうで 今月末の予報とか
嬉しいです。
先日、焼きあがったのが これ
桜色の桜鉢。
拡大すると
桜色の地の中に 白い小紋が沢山が散らばっています。
これはチタンの結晶
春らしい 華やかな桜の雰囲気にぴったりですよね!
こちらも
桜色の花入れ
釉薬の濃いところが金色に光っています。
器と花入れと、どちらも 桜花釉と名付けた同じ釉薬を使っていて
釉薬の厚みや焼き方によって微妙に色合いが変わるのです。
ピンクの顔料を使わずに桜色に発色するのが
つくづく不思議で面白い・・
そして こちらは・・・
miuさんで購入したもの
大小の苔玉に それぞれ何やら面白い植物が植えてあります
正に植物のオブジェですよねー
これを私の白い器に入れてみました。
小さい方の器も桜花釉。
焼き方が変わると真っ白に・・
失敗作なのですが これにはこれで合うかなと。
早春の訪問者
トントンとドアをたたく音がしたので
私は元気よく「いらっしゃいませ!」と、叫びました。
ドアが開く気配がしないので 確かめに行ってみると
ドアのガラスに写っていたのは 黒いエゾリスのシルエットでした。
ポカポカ陽気に誘われて ここまでお散歩にやってきたのでしょうか
やがてリスさんは 柏の木の幹にポーンと飛び移って行ってしまいまいました。
冬から春へと移り変わろうとするこの季節は
出会いと別れが交叉する季節でもあります。
そのためでしょうか、
私はこの時期、いつも特別な感慨に襲われます。
季節の移り変わりは なんて人生に似ているのだろう・・
一遍の詩を紹介しましょう
まなび 谷川俊太郎
本を
たくさん
頭の中に
アルバムを
一冊
胸の中に
そして
出来るなら
天国を
心に深く
わたしはもちたい
くるかもしれぬ
独りの時のために
詩人がこれを書いたのは弱冠18歳。
すでにしっかりと孤独を見据えていますよね。
私は・・
やがて 必ず訪れる独りの時の為に
とびっきりのカップと一輪挿しを作ろうと決めています。
そのためにこれからの日々、精進しようと思います。
土手の猫柳の芽も膨らみました。
お雛様
2月は逃げるといいますが
窯業研修会やチャリテイ展の準備などでバタバタしているうちに
気が付くともう月末、本当にあっという間でした・・
さて、今日、花入れを納めさせていただいた施設に伺ったところ
様々な素材のかわいらしいお雛様が飾られていました。
ちょっと紹介しますね
布のお雛様 隣は私の小花瓶です。
ガラスのお雛様
陶のお雛様
それぞれ違う味わいがあって面白い・・
そして
こちらも私の野の花柄の大花入れ
春らしい 鮮やかなお花を活けて頂きました。
ありがたいことに、
旭川は例年になく穏やかな気候が続いたおかげで
この冬は風邪も引かずに終わりそうで
これは私にとっては 画期的なこと
雪も少なくて 雪解けはきっと早い !
サビタの花
近頃この界隈で話題をさらっているのが つがいのフクロウ。
嵐山の中腹の木のウロにいると聞いて 散策がてら会いに行ってきました。
例年なら雪が深くてとても登れない筈の山道なのに
今年は雪が少なくて 長靴だけで全然大丈夫、
可愛いらしいフクロウをしっかり見た後、
せっかくなので少し遠回りをして帰ることにしました。
途中、突然目に飛び込んできたこの光景
真っ白な雪原にセピア色がよく生えます
近づいてよく見ると・・
散らばっているのは サビタの花でした。
風雪にさらされながらも もとの姿をしっかり留めていて
凛としたその佇まいに感動です!
思いがけない真冬の贈り物に
嬉しくなって 夢中で拾って
両手いっぱい抱えて帰ってきました。
リースに飾ったり
陶の籠に 活けてみたり
サビタという名も エキゾチックで 風情があっていいですね
礼文町の仙田美野里さんの 素敵な画像と和歌を紹介しましょう!
新年を迎えて
もう3週間ほどが過ぎてしまいましたが
新年を迎えて 仕事始めにしたことは
まず、仕事場の暖簾の付け替え
陶房がぱっと明るくなりました!
昨年までいかに汚れた暖簾を掛けていたかということですね
ギャラリーのボードにお気に入りの年賀状を貼り付けて
どれも個性的で楽しい・・
生徒さんへの新年のお土産の包装
今年は練り込みの一輪挿しにしました。
画像では模様が分かりずらいですね
そして
今年の抱負について 考えてみましたが
昨年のような失敗をしないようにと
とっても現実的なものになってしまいました。
1、確認
2、記録
3、整理整頓
特に3の整理整頓、
仕事を能率的に進めるためには欠かせないことで
やはり 断捨離 かな?
バンバン捨ててすっきりしたら
頭の中もすっきりして いいアイデアが浮かぶような気が・・
即、実行ですね!
生物学者の福岡伸一先生によると
生物は細胞のレベルでは
使えるものまでどんどん捨てることで生き延びてきたそうですよ
など
あれこれ思い、迷いながら 今年も 始動です!
盛りだくさんな一年
あと数時間で今年も終わろうとしています。
今年は嬉しいことも悲しいこともつらいこともいっぱいあった年でした。
前半は9月に開催した同期の作品展の準備に追われました。
高校の同級生とはいっても卒業以来初めて会う人や 地方から参加する人
何よりも 全く違うジャンルの作品をどのように展示したらいいのか
不安で頭がいっぱいでしたが
沢山の人に助けられて無事に終えることが出来ました。
期間中は多くの方にご来場頂き、同期の皆さんにもお会いできて
学生時代に戻れたような楽しい時間を過ごすことが出来ました。
今年一番の思い出です。
年齢を思い知らされた イタ-イ出来事も・・
陶芸教室のあと、なんと出来上がった作品を 車に積み忘れて帰ってきてしまったのです。
帰る途中もそんなこと全く思いもよらず、帰ってきて初めて気づきました。
勿論、初めてのことで 大ショック !!
それ以来、 何をする時も必ず 確 認 という事を強く肝に銘じました。
そして
仕事納め前日に炊いた今年最後の窯
気掛かりだった試作品の 予想以上の焼き上がりに大満足 ♪
と、いうことで慌ただしく過ぎた一年
終わり良ければ全て良し と、いうことにしておきましょう!
来年も色々あると思いますが 今の自分の精一杯を心掛けて頑張ります
皆さんもどうぞよいお年を!
クリスマスリース作り
街角にクリスマスソング が流れる季節となりました。
そんな中、友人に誘われてフラワーデザイナー Miuさんのアトリエでの
クリスマスリース体験講座へ行ってきました!
私はヒムロ杉とブルーアイスを選んで作ってみました。
飾りつけは色々悩んだ挙句、ピンクのリボンと木の実などを付けました。
帰るなり、早速陶房のドアに取り付けてみたところ
クリスマスらしさが足りない気がして
リボンの上に白い布の小さなリースを付けてみました!
如何でしょうか?
顔を近づけると 木の葉のいい香りが・・・
やはり 自然の素材には癒しの力がありますねー
友人の作品は こちら。
私のものより一回り小さいものですが 青りんごのかざりが可愛いですね!
リース作りは初体験。
最初、ちょっと戸惑いましたが 作っているうちに どんどん楽しくなってきたのです。
自信作といえるほどにはできませんでしたが・・
四季折々の花で陶房のドアを飾ったら、きっと楽しい
今度はもっと素敵に作れるはず・・ などと 思いは膨らみます
ほんの小さなことでもチャレンジしてみると
新たな世界が広がっていくことってありますよね!
そして
普段、体験で教えてばかりの私が
逆に生徒になって教わるのも新鮮な経験でした。