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夏の陶芸体験教室
長くて暑い今年の夏が終わりました。
今年は特に楽しいことも悲しいこともいっぱいあった夏でした。
体験教室も沢山やりました。
バタバタしていてあまり写真を撮れなかったのですが 少し紹介すると・・
中学生の作品 レターラック。 力作です!
器に木の葉で模様をつけました。
緑色がピンクがかった色に窯変した焼き上がりとなりました。
小学1年生の男の子の作品。
陶芸用のクレヨンで自分で絵付けしました。
元気で楽しい作品になりましたね!
粘土に触れると心が解放されるのか
時には様々な人間模様が見られて面白いのですが
今年特に印象に残ったのは 神奈川から来てくれた仲良し5人家族。
おじいさんと娘さん一家4人です。
最初のうちは作るものが決まらなかったり
おしゃべりに夢中になったりと 皆、中々手の方が動きません。
おじいさんだけが黙々と制作に励んで どんどん形が出来上がっていき、
あっという間に お茶碗が完成しました。
「おじいちゃん 速いね、すごいねー」
「作ったことあるの?」
しばし 沈黙の後、 おじいさんの一言は
「迷いが ないからじゃーっ !!!」
一 同 唖 然 ・・・・
そ し て ・・・ 納得
カッコいい!!
今年85歳になるというおじいさん、
きっと、家族の中でも一目置かれる存在なんでしょうね
お茶碗もなかなか味のある出来栄えでした。
この夏の家族の楽しい思い出となったことでしょう。
夏のユウウツ・・
暑い夏が続いていますが
私は制作に 体験教室に 接客にと 忙しい毎日を過ごしています。
陶芸の仕事はほとんどが水仕事。
特にロクロ引きは 泥水の中に手を突っ込んでいるようなもの
しかも 粘土の中には (多分)ばい菌がいっぱいいるはず・・・
それで・・
この時期は 特に気を付けてはいるのだけれど
やっぱり できてしまいました・・
今回は 左手の中指と薬指と小指の間に 無数の水泡が・・
そう、 水虫 です
湿気と高温 私の仕事は正にぴったりの環境なのです
気がついてから2、3日は極力水仕事をしないで 乾燥させて
市販の軟膏を刷り込んで様子を見たけれど
全く効果がなくて むしろ広がっている感じ・・
夜、床に入っても かゆくてかゆくて中々寝付けないほど
いよいよ 皮膚科へ行くしかないなあと思っていたら
ふと 数年前に皮膚科にかかった時の軟膏が残っているかもと
探してみたら ありました!
早速これを使ったら あーら不思議、
2日ほどでかゆみもとれて
指の間は見た目にもつるんときれいになってきたのです
ようやく ほっと一安心 よかったあ~
でも、油断大敵 まだまだ夏は続くのです
これからも細心の注意を払いながらの 毎日です
水虫と 虫刺されと・・
これさえなければ 快適な夏を過ごせるのだけれど・・・
先週 嵐山裏側の小中学校の体験教室からの帰りに 見つけました
牧草ロール カワイイ!
画像はちょっとピンボケですね
モノクローム Ⅱ
私が見るなり すっかり引き込まれてしまった素敵な装画の本
それは・・
画集ではありません
大好きな作家、よしもとばななさんの 「Q 人生って?」 という人生相談本です。
読者から寄せられた相談に よしもとばななさんが真正面から真摯に答えたもの。
彼女ならではの言葉で分かりやすく表現する技術は さすがです。
はっきりと断定しているのも 気持ちよかった!
特に印象に残ったのは
Q 本当の優しさとは?
私は、その人にとっての優しさの定義を決定するのは「育ち」だと思います。
親のしたように、自分の環境がそうであったように。
Q 働くということは?
社会に出て働くということは、自己実現のためではありません。(中略)
自分の能力を他に還元する、という人類の本質的な欲望が、働くということです。
特に若い人に読んでもらいたいけれど
ばななさんの心からのメッセージが伝わるのは
ある程度 人生経験を積んでからなのかも知れません・・
この内容にこの装画、 改めて カッコイイなと、思います
「Q 人生って?」
著者 よしもとばなな
装画 MIHO
幻冬舎文庫
そして
ゆかり陶房のモノクロームを探してみると・・
こちらにも やきものならではの様々な表情があります
スタンダードな色だけにかえって難しい・・
自分らしい白と 黒を 未だに探し続けているのです
モノクローム Ⅰ
6月は私にとっては特別な月です
22日は兄の 25日は妹の 29日は友人の命日なのです。
この時期は 夏の体験教室やイベントなどの準備に追われて
いつも慌しく過ぎ去ってしまうのですが・・
最近は仕事の途中でもふと、思い出すことがあって
目をつぶると 懐かしい顔が脳裏に浮かんできます
私も年をとった という事でしょうか・・
兄の思い出は モノクローム
梅雨真っ只中の千葉でのお葬式
グレーの梅雨空がどこまでも続いていて
黒い傘に黒い喪服の人々の群れ
薄暗い教会の中は蒸し暑くて 祭壇だけがやけに白く明るくて
全てが モノクロームの世界だった・・
14年も前のことです
そして
先日、市内の書店でみつけた こちらも モノクロームの世界
装画のあまりの美しさに 思わず買ってしまいました!
これは切り絵です、きっと
なんて繊細で なんて静謐で 美しい・・
まるで レースのよう
色が無いからこそ よけいに際立つ美しさってあるんですねー
てじまともこさんの豊かな色彩の世界とは 対照的です
蝶のいるところ
ようやく 行ってきましたー
てじまともこさんの個展 蝶のいるところ。
カラフルな蝶達が壁一面に飛び交っていて
ギャラリー内は春真っ盛り、華やかな雰囲気に包まれていました。
満開の花が描かれた大きなタペストリーにも・・
花びらが舞っているようにも見えますね
ほんのりと花の香が 漂ってきそうです
蝶のオブジェとカラフルボックス
私好みのビビットな色合いにうっとり・・
一羽一羽 ピンで留めて現れ出る影が
作品に奥行きと動きを作り出していますよね
平面とはまた違った印象で面白い・・
なんと 今回の展示のために1、000羽も作ったそうですよ
しかも 型無しで!
購入した飾りピンを早速、使ってみました。
先月北海道新聞で紹介された わが神楽陶芸サークルの大先輩 、
なんと今年97歳になる菅野幸江さんの作品展の紹介記事です。
惜しくもあと2日で終了です。
是非 てじまともこさんの夢の世界へおでかけくださいね!
てじまともこ 2013年個展 蝶のいるところ
6月16日(日)まで 10:00~17:00
上野ファーム NAYACafeギャラリー
てじまともこさんHPは
新緑の頃
ようやく春が来た!と思っていたら
ここ2、3日で 一気に気温が上がってきています。
今日の最高気温は なんと30度! 真夏の気温ですよね
GWにはまだ残雪がたっぷりあったというのに・・
嵐山は若草色とこぶしの白とのコントラストがきれいでしたが
最近の陽気で 新緑が一段と鮮やかに山を彩り始めています
緑色って本当に人を元気にしてくれる色ですね
北邦野草園の開花情報は
明日は陶芸サークルの生徒さん達がお花見にやってきます
ようやく庭を片付けて準備完了
ほっと一息ついて耳を澄ますと 鳥の鳴き声が聞こえてきました
目の前をサーッと駆け抜けていったのは きっとエゾリス・・
生き物達が この時を待ち構えていたかのように 一斉に輝き始め
生きる喜びが溢れ出す季節です
久しぶりに俳句など ひねってみました
主(あるじ)なき 庭に鳥啼き 若葉萌え
新緑の 葉陰にひらり 黒い房
虫刺され 頬を撫でつつ 初夏(なつ)来たり
北邦野草園
ゆかり陶房の横を流れるオサラッペ川にかかる橋を渡ると 嵐山があります。
そのふもとに広がる北邦野草園
四季折々に様々な表情で迎えてくれる大人の散策路
野草園帰りのお客様に花の様子を聞いて 落ち着かない近頃の私でしたが
休日の今日、 ようやく訪れることが出来ました
入り口には野草園の案内図が・・
エゾエンゴサクの群生
青と緑が混ざり合ってきれいですねー
例年より2週間ほど遅れて満開となりましたが そろそろ終わり
春の花 エゾノリュウキンカとおなじみの カタクリの花
これも今年は見納め
春の野の花って やっぱり けなげで 可憐で 優しい・・
こちらは・・
アイヌの笹小屋 チセの建築中
ものすごい量の笹を使うんでしょうねー
完成が楽しみです
時間がなく 駆け足での散策となってしまって 残念・・
でも、今年もまた、春の花に出会えて
とっても幸せな気持ちになれましたよ
間に合ってよかった!
そして今の時期、まだ虫がいなくてとっても快適でしたー
実は・・
今年は野草園にある自然の原料を使って
新しいことにチャレンジしてみようと 計画中です
詳しくは 改めてご紹介しますね 乞う ご期待!