お花とコラボ
スカーレット
10月から始まるNHK朝の連続ドラマ スカーレット
主人公は女流陶芸家という事で とっても楽しみになのですが・・
なんと
モデルとなった女性が 信楽の神山清子先生という事が判明!
以前私は、陶芸仲間と先生の窯を訪れたことがあるのです
20年ほど前にお会いした先生は
小柄ながら 働き者の締まった体と
素朴で 意志の強いしっかりしたお顔をしていらしたのを
はっきりと憶えています
確か 体験させて頂いた作品が・・
ありました!
小さな作品ですが 信楽焼の特徴である緋色がはっきりと出ています
戦後、古い因習の残る本州の田舎町で
男性の聖域だった陶芸の窯元を女性が継ぐのは
どんなに大変な事だったでしょう
女流陶芸家の草分けとして 新たな道を力強く切り開いていく物語
いよいよ明日から始まりますね
主人公の人生にも陶芸の作品にも ワクワクが止まらない !!
ゆっくりと秋が・・
トルコブルー
お盆が過ぎて 漸く最高気温が30度を下回るようになりました
それにしても今年の夏は暑かった!!
この夏は特に休みは取らず 仕事を続けていましたが
頭がボーっとして集中力が續かず 失敗ばかり
これは暑さだけではなくて
年のせいかも と、思ったり・・
そんな中で 頑張りました!
念願だった トルコブルー
渋い感じに焼き上がりました
鮮やかなトルコブルーは素敵だけれど
器に使うには ちょっと難しい・・
釉薬の配合だけではなくて
濃度やかけ方を工夫したりして
漸く狙った雰囲気が出せました
嬉しいっ ♬
そういえば・・
12月生まれの私の誕生石は トルコ石
確か
数年前に叔母からプレゼントしてもらった筈
探してみると・・
あった!!
すっかり忘れてました
私が持っている数少ない宝石の一つ
鮮やかで エネルギーをもらえる色
夏が似合う色ですね
トルコでは 命を育む水の色、聖なる特別な色だそうな
この私にはちょっとまぶしいけれど たまには着けてみようかな?
イスラムの陶を巡る旅 Ⅳ
旅の最後は・・
猛暑の名古屋から新幹線で梅雨の東京へ
思いの外涼しくて ようやく一息つくことが出来ました
小雨降る中訪れたのは 三鷹市 中近東文化センター
迷いながらようやくたどり着くと
シャッターが閉まっているのです
ショックを受けてTELすると、予約制とのこと
何とか開けてもらって 見せてもらうことが出来ました
会場は私一人の貸し切り状態
紀元前のメソポタミアやエジプトの時代から近代まで
貴重な発掘品や工芸品が 沢山展示してありました
古いやきものの道具もありました
これは イスラムの古い陶芸窯を再現したもの
エジプトのファイアンス釉は
イスラムのトルコブルーとはまた違った美しさ・・
上手く撮れなくて画像はないのです
帰る時間が迫っていて 途中からは駆け足で回ることに
もう少しゆっくりじっくり見たかった・・
帰りの飛行機のなかでも旅の記憶が頭の中を駆け巡り
あっという間に旭川へ着いてしまった感じです
イスラムの陶を巡るおばさんひとり旅
お伝え出来なかった所もありますが
訪れた全ての場所が素晴らしく
期待していた何倍もの実り多い幸せな旅となりました
出会ったすべてのものたちに感謝です!
この旅で トルコブルーの美しさを改めて実感
今後の作品に取り入れよう 必ず!!
イスラムの陶を巡る旅 Ⅲ
次に向かったのは・・
岐阜県 多治見市
ここも言わずと知れた陶の町
その市之倉地区にある 幸兵衛窯
私がこの旅で 一番楽しみにしていた場所です
陶芸家ならその名を知らない人はいない
虹色に輝くペルシャの幻のラスター彩を再現した
正倉院の三彩を復元した
故 加藤卓男先生の窯 です
大きくて重厚な建物
ワクワクしながら中へ入ると・・
焼き締めの獅子(?)が迎えてくれました
加藤卓男先生の繊細で美しく そして品格のある作品の数々、
いやあ、めまいがするほど素晴らしかった !!
また、
ペルシャのラスター彩を ただ再現するのではなくて
日本人としての感性を大切にして制作されたことも 良く分かりました
(恐れ多くて撮れなかったです・・)
そして
現在の幸兵衛窯の作品のほかに
先生が中東で発掘した陶片や
ペルシャの古い貴重な作品が 沢山展示してありました
シルクロードを通り 遠く日本にまで
伝わっていった文化の流れがとても良く分かる展示でした
それにしても
日本の織部焼と中東の古い陶片の模様がそっくりだったとは・・
奥の庭では 丁度、穴窯の窯焚き中!
ここで ラスター彩が生まれたと思うと 感慨深い・・
外では
天日で作品を乾かしていたり
こんな像が植木の陰に隠れていたり
かわいらしい看板がかかっていたり
アラビヤ文字?
ここは いろんな想像を掻き立てられる夢の場所
何よりも 加藤卓男先生のラスター彩の作品を間近で
思う存分鑑賞できたことが 本当に幸せでした ♬
また、来られるかなあ
イスラムの陶を巡る旅 Ⅱ
イスラムの陶を巡る旅 Ⅰ
行ってきました!
愛知 岐阜 そして東京へ
名付けて 「イスラムの陶を巡る旅」
まずは初日 愛知県 常滑市へ
千年もの昔からやきものを焼いていた古い陶の町
でも・・
私が訪れたここだけは全くの異空間でした!
この中で 特に楽しみにしていたのが
世界のタイル博物館
入り口は 鮮やかなトルコブルーのタイルで覆われていました
階段は
ステキなタイルがふんだんに使われています
世界で最初にタイルで壁を飾ったのは メソポタミアだそうです
こんな風に・・
イスラムのモスクを再現したもの
美しい・・ まるで満天の星空のよう
18世紀のヨーロッパでは タイルが大量生産できるようになって
一般の家庭でも使われるようになました
染付の藍色が鮮やかです
そして これは・・
現代の日本のもの
可憐な花を小さなタイルを並べて表現しています
淡い色がとっても日本的
ほんの一部しか紹介できませんでしたが
ここは
世界のタイルの歴史を知ることが出来る 貴重な場所なのでした
続く