Home > 季節のたより
2011.05.11

山桜

 GWが終わり ようやく春らしい陽気がもとってきました♪

今日は陶芸教室の日。

公民館へ向かう途中、公園で桜の花が咲きはじめいているのを見かけ

うれしくなって車を止めて 思わずパチリ!

 p1000005.JPG    

 

着いてみると ここはもう満開の桜がいっぱい!

例年より1週間ほど遅れてようやく咲きました♪

北海道の桜は色の濃いエゾ山桜。

枝ぶりも本州のものとは違ってすっきりとしています。

長く寒い冬を耐え抜いてようやく咲いた北国の桜。 

桜が咲いて 北国にもやっと本当の春がやってきたと感じますよねー     

p1000071.JPG 

 

ゆかり陶房には珍しく 絵のない作品があります。

チタンを使った釉薬の濃淡と焼き具合だけで変化をつけています。

写真では分かりにくいかも知れませんが

ひとつの器で 白 グレー 薄いピンク 濃いピンクなど 様々な色合いを楽しめます。

小さなかわいらしい斑点はチタンの結晶です。 

様々な表情を見せてくれる桜の花を思って 桜花釉と名づけました。

最近の私のお勧めの作品

これからの季節、山菜のお惣菜など盛り付けたら とっても似合うと思うのです。

 dscf0066.JPG         dscf0067.JPG      

2011.04.23

早春の花

 まだ肌寒い今日この頃ですが 散歩の途中

雪が融けた道端に 野の花が咲いているのを見つけました。

けなげで可憐な早春の花たちです。

 

  dscf0099.JPG

    エゾエンゴサク

ブルーと薄紫色のグラデーションの小さな花が互い違いについています。

正に春を告げに来た妖精のよう。

繊細で美しい早春の花です。

 

 dscf0098.JPG

      福寿草

陽射しを一生懸命集めて咲いた濃い黄色の花。

花言葉は永久の幸福。 

太陽に向かって精一杯花びらを広げる姿をみていると

私もがんばろう!と元気がでてきます・・

 

明日は 復活祭。

不真面目なクリスチャンの私ですが 久しぶりに教会へ行って 

被災して、苦しんでいる多くの人たちのために 

心を込めて祈りたいと思います。 

2011.04.04

春の青空

 3月11日の大震災で 日本中が深く傷ついてしまったような気がします。

それでも同じように季節は巡り 気がつくともう4月。

南の斜面では山吹色のふきのとうが顔を出していました。

dscf0078.JPG

 

見上げると 久し振りに清清しい青空が・・

被災地にも続いている空。

こんな青空を見上げて傷ついた心が いっときでも癒されますように!

dscf0082.JPG

 

 

 

はる                                     

                                  谷川 俊太郎

はなをこえて

しろいくもが

くもをこえて

ふかいそらが

 

はなをこえ

くもをこえ

そらをこえ

わたしはいつまでものぼってゆける

 

はるのひととき

わたしはかみさまと

しずかなはなしをした

 

2011.02.14

樹氷

 先週の土曜日、  快晴の朝。    気温はー18度。

ピーンと張り詰めた空気 静寂の中 朝陽を浴びて樹氷がきらきらと輝いていました。

あまりの美しさに かじかむ手で思わずシャッターを切りましたが その輝きを捕らえられなくて残念・・

 

陽が昇るにつれて 純白のその花はあっという間に消えてしまいました。

おそらくこの冬 最後の光景だったことでしょう・・

 

dscf0015.JPG             dscf0042.JPG         dscf0023.JPG 

2011.02.10

うさぎ年

 新年になってもう一月以上経ってしまいましたが 今年はうさぎ年ですよね

昨日、今年初めての出張陶芸教室が 市内の小学校でありましたが

お手伝いをしてくれたちかげさんから 

お正月に京都の実家に里帰りした時の お土産をいただきました。

 

dscf0036.JPG

小さなうさぎのお人形   薄いピンクでかわいらしい・・ 

初詣に行ったんですね、 中におみくじが入っていました。

広げてみると・・      なんと 大吉!   

今年は  きっと いいことがありそう ♪

 

 

dscf0039.JPG

これは 先月まで部屋に飾っていた うさぎの壁掛け。

 

 

dscf0040.JPG

そして 今、注文をいただいて制作中のうさぎ柄の作品達。

これから釉薬をかけて焼くところです。

初めて作ったうさぎのはし置き、

デザインがなかなか定まらなくて 苦労しました。

うさぎ柄は 描いていると なんだか優しい気持ちになれますねー

 

ここ嵐山にもかつては野うさぎがいたようですが 残念ながら 私は見たことがありません。

きっと狐にでも襲われて 絶えてしまったのでしょう。

 

ちなみに ゆかり陶房動物作品 人気の柄は

   Ⅰ   猫

   Ⅱ   うさぎ

   Ⅲ   子犬

 

今年は 陶房の庭にもやってくる小鳥達を描いてみようと 色々 思案中です。

どうぞ 楽しみに 待っていてくださいね!

2011.01.26

冬の疲れ

 しばらく大雪が続いた旭川。

夫も私も 雪かきや屋根の雪下ろしなどで疲労困憊・・

とうとう夫は「頭がふらふらする」と、ダウンしてしまいました。

私も しばらく右足の痺れがとれず、 念のため内科でみてもらうことに。

診察のあと  精密検査となるかと思ったら

先生から

「内科の病気とは考えにくいですね    末梢神経の 疲労と思われます。」

と、言われ ビタミンB12の薬を二週間分処方していただきました。

末梢神経の疲労・・・   初めて聞きました。 こんなことってあるんですね

とりあえず 悪い病気でなくてよかった

夫も私も そういう歳なんだ と つくづく思い知らされました。

 

 今日は久しぶりのほんとにいいお天気! そして丸ごと休日です。

家の中にいるのはもったいなくて 車なら少しぐらい大丈夫と、

母を乗せて 江丹別方面へドライブしました。  

元気のない夫は留守番です。

雪に埋もれた野山、 南側の雪の原が陽を浴びてきらきらと輝いていました。

そういえば 冬至も過ぎて 日差しも少し強くなっているんですね。

過酷だけれど 本当に美しい北国の冬景色。 

疲れた私の心と体に まるで暖かな飲み物のようにしみこんでいきました・・

 

小一時間ばかりの冬のドライブ。

この時期 引きこもりがちな母も 「きれいね 楽しいね♪」 と 気分転換になった様子。 

これで まだまだ続く長い冬を しっかり乗り切っていけそうです。

疲れをためないように そして 時には 気分転換をしながらね!

 

dscf0012.JPG

裏側から見た今日の嵐山。

2011.01.09

白の世界

 3日間ほどしんしんと雪が降り続いた旭川。

見渡すと いつの間にか あたり一面、 モノクロ―ムの世界に・・・   

木々の間からかすかに見える 太陽の光も白。

まるで 墨絵のように静かで美しい・・・

 

dscf0020.JPG    dscf0022.JPG        dscf0018.JPG    

 

 

 昨日購入した てじま ともこ さんの手作り絵本 「しろの木」。

野原にたたずむ 一本の白い大きな木。

その木が光を浴びて様々な表情に輝く様が描かれています。

ページをめくる度に想像を掻き立てられる 素敵な絵本です。

 

dscf0023.JPG    dscf0024.JPG    dscf0025.JPG

 

私は パウル クレーの 「雪が降る前」

という絵に谷川 俊太郎が送った詩を 思い出しました。

 

かみはしろ

かみはゆき

かみはふゆ

えかきはたいよう

ゆきをとかす

 

えかきははる

みどりをぬる

えかきはなつ

あおをぬる

えかきはあき

あかをぬる

そしてまたいつのまにかー

 

えかきはたっている

あたらしいかみの

ゆきのちへいに

 

2011.01.01

大晦日

 大晦日の今日、今年最後の窯出しをしました。

絵付け体験の作品が入っています。

dscf0271.JPG

何とかうまくやけたようですねー

一安心♪ 

 

仕事をしない陶房

シーンと静まり返っていて いつもとは違った感じ・・  

普段は泥だらけのロクロの周りもすっきり片付けてあります。

dscf0260.JPG

 

 今年も色々ありましたが 、一年を振り返って 

ゆかり陶房の三大ニュースを考えて見ました。

 

  Ⅰ  絆ーきらり手仕事展 大成功!       

  Ⅱ  ルーシー・リー展 を観に東京へ

  Ⅲ  若手作家さん達との出逢い

 

どれも 私の心を豊かにしてくれる幸せな出来事でした。

制作を続けていると勿論苦労も多いですが 

時には こんな素敵なことに出会えるんですねー

感謝の気持ちでいっぱいです!

 

 さて、来年は どんな年になるのでしょうか?

色んな事があるでしょうが 表現する喜びをかみしめながら

心を込めて 制作したいと思っています。

 

dscf0261.JPG

大晦日の嵐山。

旭川の積雪は例年の四分の一だそうです。

これから雪の予報はなく 穏やかな年越しとなりそうです。

 

皆様、どうぞ、よい新年を迎えてくださいね!

2010.12.15

忘年会

 今日は神楽陶芸サークルの忘年会。

GIFT展をお休みさせてもらって 私は神楽公民館へ。

今日は 作品の制作はお休みです。

生徒さんたちが腕によりをかけて 作ってきたお料理を 

自分達で作った器に盛り付けていただきました。

皆が楽しみにしている恒例の持ち寄りの忘年会、

器とお料理、どちらもご馳走です♪ 

 

生徒さんは皆 人生の先輩達。 主婦としてのキャリアは相当なもの。

今日ばかりは私のほうが生徒になって 

それぞれのお宅自慢の料理のコツを教えてもらいながら  

一品一品 味わって いただきました。

今年の注目はズンダ餅。枝豆のお餅です。

枝豆を煮てから 一個一個薄皮を丁寧にむいて 摩り下ろして作ったそうです。

枝豆独特の風味がして とてもおいしかったですよー♪

 

dscf0243.JPG

 

 

私はGIFT展でもご一緒している 野の花菓子店さんの 自家製パウンドケーキをお返しに。

 これも コクがあっておいしいと好評です!

 

dscf0244.JPG 

 

 

そして 今年一年が無事に終ったことを感謝し 

又来年も楽しく元気に制作しましょうと話しました。

年々 益々 心から本当にそう思います・・・

 

2010.11.30

冬将軍

 ついにやってきました  冬将軍!! 

今シーズンに入って初めての本格的な大雪が!!

今朝、窓の外を見るとあたりは一面の冬景色!

 

dscf0211.JPG

嵐山も真っ白!

 

今日、朝一番の仕事は雪かきでした。

そのあと こんな日は来客もなさそうなので 陶房中に紙を広げて GIFT展の

絵付け体験用のポスター作りをしました。

たまに 違った仕事をするのも 気分転換になって楽しいものですねえ♪

大勢の方が来てくれますように と 願いながら制作しました。

 

dscf0213.JPG

 

 

今月はありがたいことに暖かな日が続いたので 

冬支度は万全と 言いたいところですが・・・ 

ひとつ大仕事が残っていました。

それは 粘土練りです。

外の樽の中につけてある 再生用の粘土。

急いで練って 陶房に入れてしまわないと

雪に埋もれて カチンカチンに凍ってしまいます。

これがひと仕事なんですよねえ~

樽だけは何とか 陶房の中に運び込んだのですが

ずるずると延ばしているうちに いよいよ本格的な冬に・・

明日こそ 必ずやってしまわなければ ね!

 


Copyright(C) 2005 YUKARI TOUBOU