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2013.10.16

嵐山の木の灰  Ⅰ

 9月8日、嵐山秋まつりにゆかり陶房陶芸体験教室が開催されましたが、

その時、初めての試みとして嵐山の木の灰を使いました。

チセ(アイヌの笹小屋)の囲炉裏の灰です。

春に分けていただき 陶芸の原料として使えるように3か月かけて準備をしました。

 

まず、いただいた灰を篩にかけてゴミや余分なものを除き

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水につけて 2、3日おくとあくが浮いてくるので

その上水を捨てて新しい水に取り換えます

あくがなくなって粘りのない水になるまで(12回ほど)繰り返しました。

 

 あくが浮いた状態

p1000667.jpg

 

 

最後に底に沈殿した灰を一週間ほど天日干ししてようやく完了!

いただいた時の四分の一ほどになってしまいました 貴重品です

2か月かかりました。

 

それから 他の原料と混ぜ合わせて化粧土と釉薬の試験に取り掛かり

 p1000730.jpg

 

焼きあがったテストピース

何とか使えそうなものがありました

p1000768.jpg

 

 

ここまで来て ようやくほっと一息

体験教室まで3週間、間に合いそうです

あとは 木の葉の模様がきれいに出ますように・・

 

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